代表メッセージ

皆様、こんにちは。
からだアシスト代表の大上です。

からだアシストは2021年4月に開業し、毎年1名ずつ増員をして現在は4名体制で活動をしています。
おかげさまで順調に事業運営ができており、これらからも地域を中心に末永くご愛顧いただけるようなサービスを追求したいと考えております。

大切な人を支える

僕は訪問鍼灸マッサージという患者様やご家族様に喜ばれるこの仕事が大好きです。勤めているときは家庭も顧みず寝る間も惜しんで働いていましたが、あることをきっかけに一番大切なものを大切にできる職場環境を作りたいと思い開業をいたしました。

実は、僕は大病を患ったことがあり、上の娘が生まれる1週間前に病気が判明したのです。
(ちなみに現在は健康状態に問題はなく元気に仕事をしております!)

出産後、妻はこれからの未来について楽しく話している中、思い切って病気のことを伝えました。

「え?死んじゃうの?これからどうすればいいの?」

妻の涙を見たのはその時が最初で最後でした。
仕事が大好きな僕ですが、一番大切だったのは家族だったんだとようやく気が付きました。もし自分が1年後に亡くなるのだとしたら家族と一緒にいる時間の方が大切だと思ったのです。

自分も周りの方々もいつか亡くなります。
これは事実です。
「いなくなってしまう」
と意識したとき、ようやく僕たちは「大事な存在だったんだ」ということに気づきますよね。

患者様ご自身や、ご家族様もそうです。
患者様やご家族様がどういう想いで僕たちに鍼灸マッサージを依頼しているのかを想像することが大事です。

僕たちは大切な人を支える仕事に従事しているのです。
皆さまの大事なこと、大切なことはなんでしょうか?価値感はそれぞれですが、皆さんの大切に思っていることも僕は大切にしたいと思っています。

そのためにも、まずは自分たちが毎日楽しく、活き活きと仕事ができる環境が必要です。自分たちが疲弊する環境では良いサービスは提供できません。なので、残業はほぼ無くし、土日祝休み、なおかつ高報酬とできる仕組みづくりに邁進しました。

自分たち自身の価値感も大切に、働く環境も大切にした上で、患者様、ご家族様へ最大限に喜んでいただけるサービスをご提供していけるよう、皆さまのお力が必要です。

子どもたちが憧れる仕事を。

「お父さんお母さんは、お仕事楽しい?」

ドキッとする一言です。皆さまはもしこのように聞かれたらどう答えますか?20分、30分と語り続けることはできますか?
訪問治療においては殆どが慢性疾患に対しての介入が多数を占めます。そのため、綺麗サッパリ体が元気になった!治った!というような分かりやすいゴールがありません。常に少し先の未来を予測しつつ、どう現状に対して治療を施していくのかを考えなくてはいけません。
緊急性は高くないものの患者様の人生の終着点が間近であることから慎重に治療プランを考え実施したり、多職種と連携を図ったりなど訪問業界は非常に奥深いものです。
「良い治療を」「良い手技を」と考えるのが僕たち治療家の醍醐味の一つでありますが、実際の現場では[いつも同じ症状に対して、同じ手技を延々と繰り返している]という事態によく陥ります。こうなった場合、1ヶ月、2ヶ月、半年と同じ施術を繰り返していくことになり治療家のモチベーションは著しく低下します。
そして、現在の訪問業界は営業は営業、治療は治療、事務は事務と関係性を隔絶する流れとなっています。経営数字や効率さを考えるなら当たり前です。ですが、完全に割り切ってしまうと多様性や柔軟性、他者理解性が失われてしまうデメリットもはらんでいるものです。それでいいのでしょうか?

訪問業界における治療家の本当のところは、よりミクロな変化に気づき、より視野を広く関係者様と関わりを持ち、より想いを汲み取ってバランスの取れた目標を設定していくことが求められていると思います。ここを考えることができたときに、治療家としてより大きな視野や能力を高められ「訪問治療って楽しい」と思えるようになってくるのだと思います。

自分が楽しいと思っていることはいくらでも話せますよね。「楽しい」が子どもたちにも伝わると、それは憧れに変わってくるものだと僕は考えています。
僕たちは患者様にとっての人生のパートナーです。子どもたちが憧れるような仕事を日々行っていきたいと考えています。ぜひ、新たな価値の想像に向けて挑戦し、世の中のためになるという気概を持ち、一緒に輝ける方との出会いを心よりお待ちしております。